【NLCS】ブリュワーズ完封リレー 第3戦を制し2勝目

【ブリュワーズ4-0ドジャース】@ドジャー・スタジアム

ミラー・パークでの2試合を1勝1敗で終え、舞台をドジャー・スタジアムに移したナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第3戦。ブリュワーズは先発のヨーリス・チャシーンから始まる5投手のリレーでドジャース打線を零封し、4対0で完封勝利を収めてシリーズの対戦成績を2勝1敗とした。

1回表のブリュワーズはドジャース先発のウォーカー・ビューラーに対して一死からクリスチャン・イェリッチが四球を選んで出塁し、次打者ライアン・ブラウンの二塁打で一気に生還。幸先よく1点を先制した。チャシーンは2回裏に一死2・3塁のピンチを背負ったものの、ヤスマニ・グランダルを空振り三振に抑え、エンリケ・ヘルナンデスを敬遠したあと、ビューラーを見逃し三振に仕留めて無失点。4回裏には四球で出塁したマニー・マチャドが併殺崩しのスライディングで守備妨害を取られるなど、ドジャース側のミスや拙攻にも助けられ、6回途中まで無失点に抑える好投を見せた。

ビューラーから追加点を奪えずにいた打線は、6回表二死からトラビス・ショウがフェンス直撃の三塁打を放ち、ビューラーの暴投により生還。続く7回表には一死からエリック・クラッツが二塁打を放ってチャンスを作り、オーランド・アルシアがライトスタンドへ2ラン本塁打を叩き込んでリードを4点に広げた。

6回裏からマウンドに上がっていたコリー・クネーベルが7回裏のドジャースの攻撃を3者三振に仕留めると、8回裏一死から登板したジョシュ・ヘイダーを打者2人をいずれも空振り三振に仕留める快投。4点リードの最終回はジェレミー・ジェフレスが2本のヒットと四球で一死満塁のピンチを招いたものの、グランダルを空振り三振、代打のブライアン・ドージャーを見逃し三振に仕留めて完封リレーを締めくくった。ドジャース打線はブリュワーズ投手陣の前に14三振。得点圏では10打数ノーヒットと完璧に封じられた。

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