ブレーブスがスニッカー監督と契約延長 2年+オプション1年

日本時間10月16日、ブレーブスはブライアン・スニッカー監督との契約を延長したことを発表した。契約期間は2年で、2021年の契約は球団に選択権のあるオプションとなっているという。1977年からブレーブス一筋で球界に居続けている男の「ブレーブス生活」はまだまだ続くことになりそうだ。

スニッカーは来季でブレーブスの監督として4シーズン目、フルシーズンの監督としては3シーズン目を迎える。今季はチームを5年ぶりの地区優勝に導き、再建途上と目されていたチームの快進撃は全米を驚かせた。今季の躍進を支えた主力選手のほとんどがチームに残留する見込みであり、来季以降、スニッカーは再建を終えて勝負モードへと移行しつつあるチームを率いていくことになる。

1977年から4シーズンにわたってブレーブス傘下のマイナー球団でプレイしたスニッカーは、その後、ブレーブスの組織内で監督やコーチを歴任。2007~2013年に三塁ベースコーチを務めたあと、2014年からはAAA級グウィネットの監督を務め、2016年には途中解任されたフレディ・ゴンザレスの後任として監督代行に就任して2017年から正式にブレーブスの監督となった。ブレーブスの監督としては計448試合で221勝227敗を記録。今季はナ・リーグの最優秀監督賞の有力候補の一人となっている。

「このチームにより長くいることができ、このチームの一員で居続けられる機会を得ることができたのは本当に嬉しい。我々が進もうとしている道を私はとても気に入っているからね。フロントもチームも再び良い状態になりつつある。その兆しは数年前から感じていたよ」と契約延長の喜びを語ったスニッカー。ブレーブス愛に溢れた男が、ブレーブスを再び常勝軍団へと育て上げていくことだろう。

なお、ブレーブスは投手コーチのチャック・ヘルナンデスが今季限りで退団することが確定。後任については球団の内外を問わず、幅広い選択肢のなかから適任者を探す予定である。

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