交流促進を誓い合う 米ナッシュビル市長ら 鎌倉を訪問

 米テネシー州の州都・ナッシュビル市の訪問団が16日、鎌倉市役所を訪れ、松尾崇市長と会談した。2市は市民主体の交流を促すための制度「パートナーシティ」を結んでおり、今後もさらに交流を深めていくことで一致した。

 訪問団は、5月に当選したデイビッド・ブライリー市長をはじめ、議員や商工関係者ら計23人。

 2市は2014年9月、教育、文化、芸術の各分野で「パートナーシティ」を提携。友好親善を目的に設立された「鎌倉・ナッシュヴィル友好協会」とナッシュビル市の団体を通じ、草の根の交流を続けている。

 松尾市長は「市民交流が継続していて、とてもうれしい」とあいさつ。15日に来日したブライリー市長は「伝統とおいしい食事を味わい、楽しい時間を過ごしている」と初めて訪れた鎌倉市の感想を伝え、「一番大事なことは、個人同士で知り合いになること。今後もつながりを広げたい」と抱負を語った。

 訪問団は17日まで市内に滞在し、円覚寺や鶴岡八幡宮、伝統工芸品の鎌倉彫工房などを見学する。

松尾市長と会談するプライリー市長(左手前から2人目)=鎌倉市役所

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