社民党の福島瑞穂副党首(参院比例)の議員生活20周年を祝うパーティーが16日、東京都内のホテルで開かれた。福島氏は「20年前、社会民主主義を樹立する、憲法9条を守るという二つを思って立候補した。今もその思いは変わらない」と述べ、さらなる活躍を誓った。
初出馬の際、土井たか子党首(当時)から「憲法9条を一緒に守るために頑張ってほしい」と声を掛けられたエピソードも披露。安倍晋三首相が目指す改憲に触れ、「今、まさに憲法9条を変えさせないことが正念場を迎えている。憲法の価値をあらゆる場で実現する」と力を込めた。会場には全国から約400人が来場し、藤井裕久元財務相ら党派を超えた顔触れもそろった。
弁護士の福島氏は1998年の参院選比例代表に“目玉候補”として出馬し、初当選。当選4回で、これまでには連立を組んだ民主党政権で消費者行政担当相、2003年から13年にかけては党首を務めている。