2019年ドライバー探しに苦慮するトロロッソF1、ニッサン契約下のアルボンにアプローチとの報道

 2019年に向けてレースドライバーの選考を行っているスクーデリア・トロロッソF1が、アレックス・アルボンにアプローチしていると報じられている。しかし、アルボンはすでに、2018/19年のABBフォーミュラE選手権に向け、ニッサン・e.damsから参戦することが決まっている。

 トロロッソ・ホンダは2019年のレースドライバーとしてダニール・クビアトの起用をすでに発表済みだが、そのチームメイトについてはまだ明らかにされていない。現在、レッドブルジュニアドライバーにふさわしい候補がいないため、レッドブルとトロロッソは選考に悩んでおり、かつてのジュニアドライバーで、現在FIA F2でランキング2位のアルボンに目を向けていると、Auto Bildは伝えた。

 しかしアルボンは、今年9月、ニッサン・e.damsとの契約が発表され、12月に開幕するフォーミュラEへの参戦が決まっているため、トロロッソの現実的な候補ではないと考えられていた。

 ところが今週のフォーミュラEのテスト初日16日にアルボンが走行を行わなかったことから、何らかのプランの変更があるのではないかとの推測が持ち上がっている。現時点ではこの件について関係者から公式のコメントは発表されていない。

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