松陽産業、微細孔アート「坂本龍馬像」のLEDパネルを発売

 パンチングメタル最大手の松陽産業(本社・大阪市中央区、社長・竹内和彦氏)は17日、先端金属微細孔技術で描画した「坂本龍馬」のLEDパネルを発売開始した、と発表した。価格は1セット9万8千円(税抜価格)で、同日より松陽産業のショッピングサイトで販売する。

 同商品は、高知県立坂本龍馬記念館所蔵の坂本龍馬像の写真を題材とし、孔を使って自由に画像を表現するフリー・アート・パーフォレーション技術と、金属箔に微細な孔を開けるマイクロカット・フォイル技術とを組み合わせて新たに描画したパネル。アルミ箔表面にブラック着色した厚み約12マイクロメートル、大きさ206ミリ×293ミリの基材に、直径100~200マイクロメートルの11種類のサイズの孔を約74万8千個開けることで、原写真のノスタルジックな雰囲気、かつ、斬新なイメージの表現に挑戦したもの。白色系LEDを採用したバックライト付きの額(脚付き)を組み合わせたセットとなっている。

 同社は当面、20セットの販売を目指している。また、高知県立坂本龍馬記念館では、同商品の同館ロゴシール付きのバージョンが購入できる。竹内社長は「当社のフリー・アート・パーフォレーション技術のバラエティーの広さ、表現力のすばらしさを、さらに多くの分野の方に知っていただきたい」と話す。

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