10月でのUEFAネーションズリーグでは最後となったフランス対ドイツの試合が現地時間16日に行われ、2-1でフランスが勝利を収めた。
フランスはワールドカップで優勝を果たした時のほぼベストメンバーがスタメンに名を連ね、万全な態勢で一戦に臨む。一方、3日前のオランダ戦で完敗したドイツはほぼ固定となっていたトーマス・ミュラーをベンチからスタートすることを決断。GKは前回と引き続きマヌエル・ノイアーが務めることになった。1勝1分けと負けがないフランスに対し、後がないドイツが序盤から決死の覚悟で猛攻に出る。ティモ・ヴェルナーやレロイ・ザネといった足の速い選手を前線に並べフランスを翻弄すると、ザネのクロスがペナルティエリア内でDFの手に当たったとしてPKを獲得。千載一遇のチャンスをトニ・クロースがゴール右に確実に決め、14分に先制に成功する。早い時間帯に失点を喫したフランスだったが、決して浮足立つことなく虎視眈々と反撃の機を窺う。すると62分、リュカ・エルナンデスの高速クロスにアントワーヌ・グリーズマンが頭で合わせ、ロシアワールドカップ王者が同点に追い付く。スコアがタイとなり、試合開始時の勢いを完全になくしたドイツに対し、フランスはさらに畳みかける。ピッチを縦横無尽に駆け回っていたブレーズ・マテュイディがペナルティエリア内に進入すると、マッツ・フンメルスに倒されPKをゲット。グリーズマンが今試合2得点目となるゴールを決めて、フランスが逆転勝利でドイツを下した。
