新天地で苦戦を強いられているインテルの10番。思うような出場機会を得られていない状況に、父が苛立ちを見せている。
昨年に開催された南米ユース選手権で得点王に輝き、アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスは今夏の移籍市場でラシンからインテルへ移籍。21歳ながらミラノの名門の10番を背負い、今季の活躍が期待された。しかし、開幕スタメンを飾ったが、9月中旬にふくらはぎを負傷し、チームを一時離脱するなどここまでリーグ戦4試合の出場(スタメンは2試合)にとどまっている。第7節のカリアリ戦でセリエA初ゴールを記録したものの、翌節は再びベンチスタートだった。
こういった状況もあってか、地元ラジオのインタビューに応じたラウタロ・マルティネスの父が、息子の出場機会の少なさに物申した。伊『ITA Sport Press』など複数のイタリアメディアがコメントを伝えている。
「(息子が)インテルのFWとしてプレイできていないのを見ていると、少し怒りと焦りがこみ上げてくる。インテルでのプレシーズンのテストマッチ見ていたので、私は常にスタメン起用されると思っていたんだ。プレイできない事で、悩むこともあるかもしれないが、そういうものだ」
インテルには、セリエA得点王にも輝いている絶対的エースのマウロ・イカルディが君臨する。同選手にも言及した。
「イカルディはイタリアにとてもうまく適応した。これが息子にとっても大きな手助けとなるだろう。インテルは2トップのフォーメーションを採用していないイカルディの存在が、ラウタロがプレイするのが難しい理由でもあるが。彼らはお互いに補い合い、美しい友情を持っているよ」
はたして、ラウタロ・マルティネスは限られたチャンスを掴み、出場機会を増やすことができるのか。