「ひよっこ」展で結城紬を着る赤プルさん (画像提供:赤プルさん)
みなさんこんにちは!茨城出身の赤プルです!
防災士への道と題したこのコラムも第4回目を迎えました。防災士の試験がいよいよ6月に待ち受けており緊張感が高まっております(正直不安しかありません)。
さて、火災の被害にあった友人を目の前にして、防災を勉強しているにもかかわらず、防災意識が低い自分を感じたわけですが、では、具体的に何をどんな風に備えるべきなのか。ここか知りたいポイントですよね!
大事な家族である旦那さんと猫2匹(画像提供:赤プルさん)
教本には、事前の備えとして一番に記されているのが、なんです。うちは家族といっても、主人と2人、そして猫が二匹いるだけなんです。家族会議ってピンと来てなかったんですが、大問題ですよね。2匹の猫も大事な家族なんです(もちろん旦那も大事ですよ)。
まずここから考えることの重要性が見えて来ました!「家族で話し合っておくべきこと」という項目は8項目ありましたが、うちでできていることは「非常持ち出し品の準備」しかありませんでした!
内閣府が発行している「減災啓発ツール」の中にも同じようなものがありましたので、ご紹介します!
■「家族みんなで防災会議」(内閣府防災情報のページ)
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/gensai/pdf/tebikiweb200907.pdf
非常持ち出し品の中身が間違っていた!
非常用持ち出し品の中で大事なものはなんだっぺ?(画像提供:赤プルさん)
さて「非常持ち出し品の準備」。これだけは「2011年の3.11以降きちんと家に準備しているわ!」と自信満々でした。が、それもすぐに意味を履き違えてる事に気がつきます。
きっと私と同じように、非常持ち出し品というのは、防災グッズのみのことと勘違いされる方も多いのではないでしょうか?こちらも、日本赤十字社が公開している「非常時の持ち出し品・備蓄品チェックリスト」を見つけましたのでご紹介します。
■「非常時の持ち出し品・備蓄品チェックリスト」(日本赤十字社)
http://www.tokyo.jrc.or.jp/checklist/checklist.pdf
この中でも、リストの一番上の項目に、
●貴重品現金、貯金通帳、印鑑、身分証、健康保険証
とありますよね!防災士教本ではほかにも「キャッシュカード」「土地の権利証」なんかも書いていました。これって、非常時に持ち出すものなんだと正直驚きが隠せないですよ。だって、そんなにとっさに持ち出せるようにしてないですもん!現金も、スマホ全盛の時代ですがつながらないことも考えられますので、電話ボックス用に小銭(10円玉、100円玉)というのもうなずけます。
非常時に持ち出すものの中身を今一度きちんと点検しなければなと、深く反省をしました。乾パンは賞味期限が切れる前にちゃんと食べたんですけどね(笑)
そのほかにも、非常備蓄品の中にあった、飲料水(1人1日3リットル)には驚きましたよ。3リットルってね!最低限3日分ってことは、1人9リットル必要なわけで、家族2人だと18リットル、2リットルのペットボトル9本を備蓄しなければならないんですよ。
しかも、いつ起きてもおかしくないと言われている、南海トラフ巨大地震では一週間以上が望ましいとも書かれています。そうなると、家族が2人で2リットルのペットボトル21本を備えなければなりません。ということで、ただいま我が家は水を2ケース、発注中です。
正直、いつ起こるかわからない事に対して備えるというのは、かなり労力がいる事だと思います。金銭的な部分でも一気に揃えるのは難しいかなと、私自身は躊躇(ちゅうちょ)してしまっていました。
しかし、防災用品は、できる限り「普段から使えるもの」を揃える、あるいは「普段から使うように心がける」ことである。と教本に書いてあります。
確かにいざという時使えないと意味がないですもんね。
なので、出来るだけ「防災用にこれを!」というものでなくて、普段から使っているものを、災害時にも使えるようにしておくことが大事なのではと思いました。
私が防災を学ぶきっかけになったのは、整理収納アドバイザーとしてお客様のお家に行った時に相談された「防災グッズ」の置き場でした。家を片付けていないと、水を2ケースなんて置けないですよね!
引き続き学びながら、自分の家の備蓄の事もしっかり考えていきたいと思いますし、防災備蓄に関してためらっていた方も一緒に考えてほしいと思います。
そして、備えはもちろん、災害時に必要なものを揃えておくことだけが大事なのではなくて、家の安全確認なども大事です。
その事については、また後日触れていきたいと思います。
それではまた!
(了)