仙谷由人元衆院議員が72歳で逝去。民主党政権時に官房長官などを歴任|仙谷由人(せんごく よしと)氏の経歴・実績は?

民主党政権時に官房長官などを歴任した元衆議院議員の仙谷由人氏が、10月11日に肺がんのため東京都内の自宅で逝去しました。享年72歳でした。なお、葬儀は近親者で済ませ、後日お別れの会を行う予定です。
仙谷氏は2010年の菅内閣において内閣官房長官を務め、尖閣諸島沖の東シナ海における海上保安庁の巡視船と中国漁船との衝突事件に対応しました。

弁護士を経て、衆議院議員を6期務める。民主党政権時代は官房長官などを歴任

金沢市で講演する仙谷氏。引用元:仙谷由人事務所Facebookページ 

仙谷由人氏は1946年1月15日、徳島県徳島市に生まれました。東京大学教養学部文科I類から法学部に進学し、在学中に司法試験に合格します。1971年に弁護士として活動を開始。1990年の第39回衆院選では徳島全県区から、日本社会党公認候補として立候補し初当選。以来、6回の当選を重ねています。1996年には旧民主党結党に参加しました。

民主党団体交流委員長、民主党憲法調査会会長。民主党政策調査会長、民主党幹事長代理、衆議院議院運営委員会理事などを歴任し、2009年の民主党政権交代時の鳩山内閣において、内閣府特命担当大臣(行政刷新)・公務員制度改革担当大臣に就任しました。2010年の菅内閣において内閣官房長官に就任し、菅改造内閣では、内閣官房長官兼法務・拉致問題担当大臣に就任しています。

2011年には民主党代表代行、2012年には民主党副代表を務めますが、7選を目指した2012年の衆院選で落選し、2014年に政界を引退しました。政界引退後は各地での講演やテレビ出演等の活動を続けていましたが、今年10月11日に肺がんのため逝去しました。享年72歳でした。

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