あのカストロール無限NSXのサウンドが蘇る。SGT第8戦でエンジン始動パフォーマンス実施へ

 11月10〜11日、栃木県のツインリンクもてぎで開催される2018年スーパーGT第8戦。今季の最終戦ということもありタイトル争いをはじめさまざまなイベントが開催されるが、長年JGTC全日本GT選手権/スーパーGTを観戦しているファンにとっては楽しみなイベントが行われることになった。

 これは予選日にあたる11月10日(土)の12時30分と16時から、ホンダコレクションホールの中庭で行われるもので、題して『よみがえる Hondaサウンド NSX GTエンジン始動パフォーマンス』というもの。

 登場するのは、2000年に中子修(第5戦〜第7戦は光貞秀俊)と道上龍がドライブし、道上をホンダ勢で初めてのJGTCチャンピオンに導いたカストロール無限NSXだ。NSX-GTは1997年からホンダが本格的に参戦を開始し、それまでのGTカーの概念を打ち破る空力を投じ圧倒的なスピードをみせたマシンだが、タイトル獲得は00年を待たなければならなかった。このカストロール無限NSXは、その記念すべき一台だ。

 当日は12時30分と16時からそれぞれエンジン始動が行われる。現在のGT500マシンとは明らかに違うサウンドを楽しめるはずだ。さらに、16時からの始動では、そのチャンピオンドライバーである道上もイベントに登場するというのでこちらも見逃せない。

 今シーズンは、ひさびさにNSX-GTがタイトルに迫っている年。その伝統と歴史を築いた一台の咆哮を、ぜひお聞き逃しなく。

道上龍(Modulo KENWOOD NSX GT3)

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