MotoGP:ロッシ、タイで本当に改善していれば日本GPでも「戦闘力があるはずだ」

 MotoGP第16戦日本GPを前に、モビスター・ヤマハ・MotoGPのバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスが意気込みを語った。

■バレンティーノ・ロッシ(MotoGPクラスランキング3位)

 今シーズンはまだ勝利がなく、ランキング3位につけているものの、ランクトップのマルケスとの差は99ポイントあり、チャンピオンシップ争いでは可能性を残しているにとどまるロッシ。

 MotoGPクラスでは1000ccとなった2012年以降、2014年に3位、2015年に2位に入賞、2016年にはポールポジションを獲得しているものの、2016年、2017年と2年連続で決勝はリタイアに終わっている。トップ争いに加わったタイGPの好調さを維持できるかどうかに注目。

「タイの後、一度イタリアへ戻った。5週間も家を離れられないからね。イタリアでは3連戦に向けてトレーニングを行った。それから日本にやって来たが、もてぎでも強くなれると楽観的に感じている」

「もてぎは好きなコースだ。去年はずっとウエットで悪夢のようだったので、今年はドライで走れることを望んでいる。日本GPだけでなく、3連戦で何が起こるか様子を見たい」

「もし、僕たちのバイクが本当に改善できていたのであれば、3連戦でも戦闘力があるはずだ」

■マーベリック・ビニャーレス(MotoGPクラスランキング4位)

 タイGPでは今シーズン4度目の表彰台となる3位に入賞、ロレンソの2戦連続ノーポイントもあり、ランキング4位に復帰したビニャーレス。

 もてぎのMotoGPクラスでは2年目の2016年に3位入賞経験があるが、ヤマハ1年目の昨年はウエットで予選14番手から9位入賞に止まった。タイでの好調さを維持できるか。

「タイのレースの後、タイのような週末が普通のことでなければならないと思った。マシンにポジティブな変更を加え、フィーリングがよくなり、チームはいい仕事をした」

「こうしたハードワークの結果、いいリザルトにつながったのだと思う。ブリーラムでは僕の強みはコーナリングスピードにあったし、ターンインでも速かった。いつもと違うタイヤも僕を助けてくれたかもしれない。マシンの前後分布荷重にも変化をもたらした」

「もてぎに行って、それがタイヤの違いなのかどうか知ることはとても興味深い。もてぎはヤマハにとってホームレースでもあるので、とても特別だ。常に僕をサポートしてくれるヤマハのスタッフとファンの前で、いいパフォーマンスをすることはとても重要。レースが待ちきれないよ」

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