【台湾プロ野球】台湾の大王・王柏融がポスティングで海外球団移籍へ

 今オフ、大きな注目を浴びている台湾プロ野球のラミゴモンキーズに所属する王柏融(ワン・ボーロン)外野手が10月17日、ポスティングシステムを利用して海外球団に移籍することが発表された。

  王は昨年、打率4割、31本塁打101打点の活躍で三冠王に輝いた球界を代表する左打者で今季は成績こそ落ちたものの、打率3割5分と高打率をキープした。昨春に行われた侍ジャパンとの壮行試合で則本昂大(東北楽天)からセンターバックスクリーンへ特大弾を放ったことでその名が知られ渡った。

  前日に発表された記者会見ではポスティングの過程について説明があった。10月27日から開幕する台湾シリーズ終了後、11月に上旬から獲得意思のある海外球団に所属元のラミゴが文書を送付する。そして入札額や契約面を考慮して球団と交渉し、合意に至れば移籍が完了となる。

  日本球団では千葉ロッテマリーンズをはじめ、埼玉西武ライオンズ、阪神タイガースなど多くの球団が王に注目している。また、メジャーリーグ球団も同時に彼のことを狙っているという情報がある。

  台湾シリーズには出場する王だが、来たる11月7日の侍ジャパンとの試合には参加しない予定となっている。現地では故障しているとの話があるが、情報が錯綜している。本当に故障しているのではあればまずは静養を、そうでなければ自慢の打棒を発揮してほしいところだ。

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