電線工業会、11月18日の「電線の日」 啓発用ポスターを作製

 日本電線工業会(会長・小林敬一古河電工社長)は今月、11月18日の「電線の日」を啓発するポスターを作製した。青空にそびえる鉄塔と送電線の写真を使ったものと、パソコン回りや工場など電線が活躍する場をイラストで紹介したものの2種類。各1200枚を印刷し、会員会社や流通業者など電線・ケーブル業界に広く配布している。

 電線の日は電線・ケーブル産業のプレゼンスを高める活動の一環として制定。電線に思いをはせる日を定め、その重要性を再認識する機会とするとともに、事業に従事する人々の士気をさらに高める。

 11月18日は巻線・機器用電線をイメージした「1」と2心対線構造の通信用電線を思い起こさせる「11」、電力ケーブルなどに使う3相構造をモチーフにした「111」と、あらゆるものにつながる「無限」を連想させる「8」を組み合わせて決めた。

 工業会では今月から12月までの3カ月間を電線の日の浸透月間に位置付け、コンセプトポスターを作成。送電線のデザインは中高生へのアンケートの結果、電線としてのイメージが特に強かったことから採用。イラストタイプは社会の中で幅広く役立っていることをアピールする内容となっている。これまでに1千枚以上を配布。また既存デザインだけでなく、会員各社が自ら画像をはめ込みオリジナルのポスターを製作できるデータも用意している。工業会では「多くの事業所に掲示してもらい、従業員や来客の方々に見てもらえれば」としている。

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