【ALCS】プライス快投 Rソックス5年ぶりのリーグ優勝

【レッドソックス4-1アストロズ】@ミニッツメイド・パーク

3勝1敗で2013年以来のワールドシリーズ進出に王手をかけていたレッドソックスは、アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦に4対1で勝利。先発のデービッド・プライスが好投し、難敵のジャスティン・バーランダーを2本のホームランで攻略して5年ぶりのリーグ優勝を決めた。

ポストシーズンを苦手としているプライスと「負けられない一戦」に滅法強いバーランダーという対照的な両先発で始まったこの試合。戦前はアストロズの勝利を予想する声も多かったが、先制したのはレッドソックスだった。3回表、J.D.マルティネスがレフトへのソロ本塁打を放って1点を先制。後がないアストロズは追う展開を強いられることになった。

プライスは4回裏二死からユリ・グリエルに二塁打を浴びて一打同点のピンチを背負ったものの、マーウィン・ゴンザレスを空振り三振に仕留めてピンチを脱出。5回裏と6回裏はいずれも三者凡退に抑え、6回93球を投げて被安打3、奪三振9、無四球、無失点というポストシーズンにおける自己最高のピッチングで中3日の先発登板を終えた。

好投を続けるプライスを援護したいレッドソックス打線は、6回表にミッチ・モアランドの二塁打とイアン・キンズラーのヒットで無死一、三塁のチャンスを作り、ラファエル・ディバースが左中間への3ラン本塁打。スコアボードに大きな3点が刻まれた。ディバースに被弾したあと、後続3人を抑えたバーランダーはこの回限りで降板。2発に泣き、6回97球4失点という悔しいマウンドとなった。

7回から継投に入ったレッドソックスは、7回裏に2番手のマット・バーンズがゴンザレスにソロ本塁打を浴びたものの、7回裏二死からマウンドに上がった3番手のネイサン・イバルディが1回1/3を無失点に抑える好リリーフ。3点リードの最終回はクローザーのクレイグ・キンブレルが締めくくり、プライスは先発登板では待望のポストシーズン初勝利をマークしてチームを5年ぶりのワールドシリーズ進出に導いた。

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