ルノワール、藤田嗣治など一堂に 島瀬美術センター

 島瀬美術センター(長崎県佐世保市島瀬町)の開館35周年を記念する「ユニマットコレクション フランス近代絵画と珠玉のラリック展」(島瀬美術センター、長崎新聞社主催)が20日に開幕するのを前に19日、開幕式と内覧会が現地であった。

 オフィスコーヒーや介護事業などを展開するユニマットグループ(東京)の創業者、高橋洋二氏が収集した「ユニマットコレクション」の美術品96点を展示する。このうち絵画は、ルノワールや藤田嗣治など19世紀から20世紀中ごろまでの作品71点を紹介。優雅な作風で知られるフランスのガラス工芸家、ルネ・ラリックが手掛けた花瓶や皿など25点も並ぶ。

 開幕式では、主催者を代表して山口智久副市長が「誰でも聞いたことがある巨匠の作品が一堂に見られる。きっと満足してもらえる」とあいさつ。内覧会では島瀬美術センターの安田恭子館長によるギャラリートークがあり、来賓や関係者らが時代背景や画家の生い立ちに耳を傾けながら個性豊かな作品に見入った。

 「ユニマットコレクション フランス近代絵画と珠玉のラリック展」は12月2日まで。

ルノワールの作品などを集めた「フランス近代絵画と珠玉のラリック展」の内覧会=長崎県佐世保市、島瀬美術センター

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