体操・内村選手の母 周子さんが長崎で講演

 健康づくりに役立つ知識を深める「スミセイ ウエルネスセミナー」が20日、長崎市茂里町の長崎新聞文化ホール・アストピアで始まり、体操の内村航平選手の母親でスポーツクラブ内村(諫早市)の内村周子さんが元気の秘訣(ひけつ)について講演した。
 住友生命福祉文化財団、長崎新聞社主催。約200人が参加した。
 内村さんは、航平選手が昨年10月にモントリオールで行われた世界選手権で負傷し個人総合7連覇を逃したエピソードなどを紹介。「世界チャンピオンとしてとんとん拍子にきていた航平が苦しさ、つらさを味わった。でも、そこでひと踏ん張りしないと何が幸せなのかは分からない」と述べ、挫折を乗り越える心の強さの大切さを強調した。
 ユーモアを交えながら、子育ての楽しさや苦労話などの「秘話」を披露。参加者は笑ったり、うなずいたりしながら興味深く聞き入っていた。
 最終日の21日は同ホールで、運動神経を高める「コーディネーショントレーニング法」の実習がある。

セミナーで講演する内村さん=長崎新聞文化ホール・アストピア

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