21日(日) 安定した秋晴れ 夜空には美しい十三夜の月と流れ星も

21日(日) 十三夜に予想される天気分布

 21日(日)は、日本列島は高気圧に広く覆われ、全国的に穏やかな秋晴れとなった。
 また、21日(日)夜は、旧暦9月13日にあたる「十三夜」。名月といえば、「中秋の名月(十五夜)」が有名だが、そのおよそ一ヶ月後に、もうひとつの名月「十三夜」がある。別名「後(のち)の月」、「栗名月」や「豆名月」などとも言われ、「十五夜」に次ぐ名月として知られている。21日(日)夜にかけても、ほぼ全国的に安定した晴れの天気が続く見込みで、夜空に美しく浮かぶ「十三夜」の月が全国各地で見られそうだ。

オリオン座流星群の放射点 出典=国立天文台 天文情報センター

 さらに、21日(日)から22日未明にかけて、オリオン座流星群の活動が極大となり、流れ星が見られるチャンスもある。流星群の予測極大時刻は未明2時頃で、22日(月)の未明から明け方にかけてが見頃となる。ただ、満月前の明るい月が3時頃まで夜空を照らしているので、流れ星が見やすくなるのはそれ以降になる見込み。空の条件の良いところで1時間あたり10個程度見えると予想される。21日(日)の昼間は快適な陽気だったが、日が沈んだ後は一気に冷えるので、外での観測は寒さ対策を万全にした方が良さそうだ。(気象予報士・佐々木聡美)

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