リーグ優勝決定シリーズの最優秀ブルペンはドジャース

日本時間10月22日、MLB公式サイトではリーグ優勝決定シリーズの最優秀ブルペンにドジャースを選出した。ブリュワーズと対戦したドジャースは、第7戦までもつれる熱戦を制し、4勝3敗でリーグ優勝決定シリーズを突破。2年連続でワールドシリーズに駒を進めた。ドジャース救援陣は7試合で31イニングを投げ、防御率1.45の好成績をマーク。救援陣のクオリティではブリュワーズに分があると見られていたものの、救援陣が奮起してブリュワーズ打線を封じたことが、ドジャースの勝因の一つとなった。

ドジャース救援陣はペドロ・バイエズ(4回1/3)、ケイレブ・ファーガソン(1回1/3)、ディラン・フローロ(4回1/3)、ケンリー・ジャンセン(4回2/3)、クレイトン・カーショウ(1回)の5人が計15回2/3を無失点に抑える好投を披露。一方、強力救援陣が注目されていたブリュワーズは、本来のパフォーマンスを発揮できない選手も多く、計45回1/3を投げて防御率3.38とやや物足りない成績に終わった。

ドジャースの前田健太は7試合のうち4試合に登板して計2回2/3を投げ、防御率6.75と不安定なピッチング。ただし、最初の3試合で打たれたヒットは1本のみであり、いずれの試合でも無失点に抑えていた。なお、ア・リーグのリーグ優勝決定シリーズを戦ったレッドソックスの救援防御率は3.54、アストロズは同5.79であり、リーグ優勝決定シリーズを戦った4チームのなかでは、ドジャース救援陣の安定感が際立っていた。

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