プレミアリーグ第9節で実現したチェルシー対マンチェスター・ユナイテッドの一戦で、チェルシーのアシスタントコーチがジョゼ・モウリーニョ監督を挑発し、両チームの選手やコーチが入り乱れる乱闘騒ぎになった。仲裁に入ったマウリツィオ・サッリ監督は、試合後にアシスタントコーチと共にモウリーニョ監督に謝罪したようだ。
事件が起きたのは試合終了直前にチェルシーのロス・バークリーが同点弾を挙げた時の事。チェルシーのベンチからアシスタントコーチのマルコ・イアンニがユナイテッドのベンチまで飛び出すと、モウリーニョ監督の目の前で喜びを表す。一度は第4審判に注意されたものの、再びベンチの前でガッツポーズを見せ、モウリーニョ監督を激高させた。出入り口付近の出来事だったため多くの関係者を巻き込む大騒動となったが、試合後にサッリ監督とイアンニがモウリーニョ監督の下に謝罪に訪れたという。「私は別に怒ってないよ。サッリのアシスタントコーチと起きたことは、サッリが私に”内部で対処する”と言っていたよ。その後、サッリとアシスタントコーチが私の所にきて、彼らは謝罪した。直ぐに受け入れたし、私も間違いを犯すので忘れてしまったと言ったよ。忘れて彼が謝ったんだ。それで終わりだ」とモウリーニョ監督は語っている。また、チェルシーとユナイテッドの双方にはFAから今回の騒動について何らからの処分が下る可能性がある。
