住友電工は19日、高精度隅削りカッタ「SEC―ウェーブミルWEZ型」を開発し、2019年4月から販売を開始すると発表した。
高精度と高い仕上げ面品位を実現できる製品として、自動車や航空機、造船など幅広い分野での加工に提案していく。初年度に年間6億円の販売を見込むほか、2年後には10億円まで引き上げる方針。
住友電工は、機械加工分野において工具に対する壁面精度や加工面の粗さへの改善ニーズの高まりに対応するため開発した。新製品は、超硬インサート刃先形状の最適設計とインサート造形技術を改善することで、隅削り加工において高い壁面精度と仕上げ面品位を実現。
また、大きなランピング角を有する刃径φ14~φ160ミリまでの幅広いカッタラインアップと新開発のミリング専用インサート新材種をそろえており、自動車や航空機、造船、産業機械分野などのさまざまな加工に対応できる。