ベルとジラルディが除外 レンジャーズ新監督候補は6人に

レッズとエンゼルスが新監督の就任を発表するなか、レンジャーズは今季限りで解任となったジェフ・バニスターの後任探しを続けている。チームを率いるのに最適の人物を慎重に選考するため、レンジャーズは新監督の決定を急がない方針だ。

レンジャーズの新監督の座を巡っては、ここ数週間のうちに8人の候補者が面接を受けたことが報じられている。そのなかからデービッド・ベルがレッズの新監督に就任することが決まり、前ヤンキース監督のジョー・ジラルディは今後の選考を辞退。MLBネットワークの職にとどまることが有力視されている。これにより現時点で明らかになっているレンジャーズの新監督候補者は6人に。その6人とは、暫定監督のドン・ワカマツ、ファームディレクターのジェイス・ティングラー、カブス・ベンチコーチのブランドン・ハイド、フィリーズ・三塁ベースコーチのダスティ・ワーサン、アストロズ・ベンチコーチのジョー・エスパーダ、レイズ・フィールドコーディネーターのロッコ・バルデッリという顔ぶれである。

また、数球団で新監督候補に挙げられていたブラッド・オースマスはマイク・ソーシアの後任としてエンゼルスの新監督に就任することが決定。レンジャーズがオースマスとの面接を行う可能性も消滅した。2014年にレンジャーズがバニスターを新監督に任命した際、最終面接に進んだのはバニスター、ケビン・キャッシュ(現レイズ監督)、ティム・ボガー(現ナショナルズ・一塁ベースコーチ)の3人だったが、レンジャーズは現時点での候補者に対してさらなる面接を行う予定であるかどうかを明らかにしていない。もちろん、今後さらに候補者が増える可能性もある。

レンジャーズのほか、ツインズ、オリオールズ、ブルージェイズも監督の座が空席となっており、複数球団の新監督候補となっているバルデッリ、ハイド、エスパーダについては現所属球団も含めて争奪戦が繰り広げられるかもしれない。レンジャーズは新監督の決定を急がない方針ではあるものの、優秀な人材を他球団に奪われてしまう前に、来季以降のチームを率いる指揮官を決めておきたいところだろう。

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