県警鉄警隊がツイッターで防犯情報 全国初、痴漢・置引注意喚起

 神奈川県警鉄道警察隊が、電車の利用者や鉄道会社向けにツイッターで防犯情報を発信する試みを始めた。2019年のラグビーワールドカップや20年の東京五輪・パラリンピックなどを控え、若者を中心に利用されているツイッターを活用し、より効果的に防犯情報を伝達する狙いがある。

 運用の開始は19日。全国の鉄警隊でツイッターアカウントを取得して情報発信を行うのは初めてという。従来の同隊のホームページでの情報発信と合わせ、活用を呼び掛けている。

 県警鉄道警察隊によると、「ドア付近よりも車内奥の方が痴漢に遭いにくい」「かばんは足の間に置くことで、置引を防ぐことができる」などの具体的な防犯情報を発信していくという。大規模イベントの開催前には、不審物に一層の注意を促すなど、効果的な注意喚起も可能になるとみている。同隊は「ぜひフォローして頂き、役立ててほしい」としている。

 同隊のアカウントは「神奈川県警鉄道警察隊」や@KPP_tekkeiで検索。

神奈川県警本部

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