雲仙・普賢岳の噴火に伴い1,990(平成2)年11月から設定されていた警戒区域のうち、普賢岳山頂への登山道の一部が4月26日午前10時、約7年5カ月ぶりに解除された。
山頂には終日登山者が詰め掛けて登山解禁を喜び、新たに出現した平成新山を間近で堪能した。南高小浜町雲仙の仁田峠展望所では開山式もあり、観光客の安全などを祈った。
規制が解除されたのは、妙見岳から国見岳に向かう途中の通称・国見別れから普賢岳山頂に至る登山道。今年3月、落石や火山ガスの危険性がないことが確認され、解除が決まった。
開山式は同町と雲仙小浜観光協議会、雲仙を美しくする会が共催、約500人が出席した。
小浜町によるとこの日は約二千人が仁田峠を訪れ、うち半数が普賢岳山頂に上ったという。
(平成10年4月27日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。