ソウル、上海線5000円引き 長崎空港国際線

 長崎空港とソウル、上海を結ぶ国際線の認知度を高め、利用拡大を図ろうと、日本旅行業協会(JATA)長崎支部(13社)と長崎県空港活性化推進協議会などは、長崎空港を往復利用する旅行商品の代金を5千円値引くキャンペーンを27日に始める。

 長崎県国際観光振興室によると、長崎空港発着の国際線は中国東方航空が上海線を週2便、格安航空会社(LCC)のエアソウルがソウル線を週3便運航する。

 2017年度の利用実績は上海線が1万4610人、ソウル線は3万7272人。このうち、日本人の利用者はそれぞれ約3割、約1割にとどまっており、県民への周知と利用促進が課題となっている。

 キャンペーン期間は11月30日まで。先着200人限定で、加盟社が販売しているソウル、上海行きの旅行商品や長崎空港を往復利用する団体旅行のうち、2019年3月21日までの出発分が対象となる。

 長崎県国際観光振興室は27日に長崎市浜町のアーケードで街頭キャンペーンを予定。「まずは長崎に国際線があることを広く知ってもらい、利用までつなげたい」としている。

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