普天間基地返還前までに整備 新田原米軍受け入れ 九州防衛局、木城町に説明 

 航空自衛隊新田原基地(新富町)に米軍の戦闘機などを緊急時に受け入れるため政府が検討している設備整備について、九州防衛局は24日、米軍普天間基地(沖縄県)返還前までに、自衛隊施設として武器弾薬庫などの整備を進めることを明らかにした。同日午前、木城町役場を訪れた同局幹部が明らかにした。

 同町によると、防衛省は日本に対する武力攻撃事態や周辺事態などの緊急時に、新田原で12機程度の戦闘機、1機程度の輸送機、米兵200人程度の受け入れを想定。自衛隊の施設として武器弾薬庫や駐機場、燃料貯蔵タンク、誘導路、庁舎、倉庫などの整備を進めることを改めて説明したという。

 同防衛局の掛水雅俊企画部次長らが訪問。半渡英俊町長が公務で上京中のため、横田学副町長が対応した。

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