新潟市長選候補者、小柳聡(こやなぎ さとし)氏の経歴・政策は?

10月14日に告示された任期満了にともなう新潟市長選(10月28日投開票)に、小柳聡(こやなぎ さとし)氏(31)が立候補を届け出ました。
小柳氏は元新潟市議で、立憲民主・国民民主・共産・社民・自由5党の支持と連合の推薦を受け、無所属での立候補となります。

なお、新潟市長選には元新潟市北区長の飯野晋氏(45)、元新潟市議の吉田孝志氏(56)、元参議院議員の中原八一氏(59)がそれぞれ立候補の届け出を行っています。

経営コンサルタント会社勤務を経て、新潟市議を1期務める

小柳聡氏は1987年2月11日、新潟県北区(旧豊栄市)の生まれで現在31歳です。立命館大学法学部を卒業後、東京大学公共政策大学院を修了。大阪の経営コンサルタント会社に勤務します。福島支援のNPO立ち上げを経験し、一般社団法人にいがた北青年会議所を経て、豊栄商工会青年部部員を務めます。

2015年の新潟市議会議員選挙で初当選し、市民厚生常任委員会、文教経済常任委員会(副委員長)、文教経済常任委員会などの委員を歴任しました。

小柳氏の政策理念

新潟市長選 選挙広報

小柳氏は新潟市長選の選挙公報において、「若さと実力あるリーダーを市の顔に!」をキャッチコピーとし、

「『流れを変える』3つの約束」として、
1. ハコモノ頼み・無いものねだりの街づくりから、人・産業・インフラなど今ある地域資源を光らせる街づくりへ
2. 特定の人たちがうるおう市政から、全ての生活者のためのしがらみない市政へ
3. 国の指示を待つばかりの街づくりから、前例にとらわれない市民発の街づくりへ

を揚げ、

「8つの提言(主な約束)」として、
【子育て&教育】医療費助成を中学生に拡大、ひまわりクラブ無料化
【農業】新潟市版の戸別所得補償のモデル実施
【産業&仕事】中小企業の支援、特区制度による新潟東港の活性化
【暮らし】移動販売の導入支援、地域医療の充実
【市内交通】利用者目線でBRT計画を徹底見直し、地域の公共交通を維持
【多様性】若者の希望を叶える就労支援、女性が働きやすい仕組み作り
【地域の個性】地域の課題解決に取り組む「地域担当職員」を各区に設置
【国際化】空港民営化を進め、近畿エリアと連携した観光拠点化を推進

を具体的な政策として揚げています。

小柳氏の直近の選挙結果と獲得数

小柳氏は2015年の新潟市議会議員選挙(4月12日投開票)において、無所属で立候補し、6,072票を得て初当選を果たしています。

小柳氏の立候補の抱負

小柳氏は問題山積の新潟市において、農家の安定的な経営環境、高齢化対策、交通網の整備などを政策として揚げ、「柏崎刈羽原発の再稼働には反対だ。明確に言う」とし、しがらみのない市政を目指すと述べました。

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