宇宙で最も冷たい天体「ブーメラン星雲」

ケンタウルス座の方向約5000光年先に位置し、直径は約1光年。「ブーメラン星雲」という名称は発見当時「ブーメランの様な形をしていた」ということから付けられました。しかし、近年撮影されたこの画像からは左右がほぼ対象であり、まるで7色に輝くリボンの様にも見えます。

最も低温の天体である理由は、中心星からは時速60万kmという超高速の風でガスやチリが拡散されている影響から。しかし「ブーメラン星雲」はまだ原始惑星状星雲であり、その形を変えながらゆっくりと温められていくものと考えられています。

Image Credit:NASA, ESA and The Hubble Heritage Team STScI/AURA
Image Credit:R. Sahai and J. Trauger (JPL), NASA/ESA
■Cold Wind from the Boomerang Nebula
https://apod.nasa.gov/apod/ap030220.html

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