「緊急時外れる仕組み」ヘリ窓落下事故で米海軍、明らかに

 在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)で米海軍ヘリコプターの窓が滑走路に落下した事故で、米海軍は26日までに、「窓は緊急時に操縦士が脱出できるよう外れるようになっていた」と明らかにした。神奈川新聞社の取材に答えた。

 事故原因については、これまでに緊急用ハンドルの緩みを理由に挙げていたが、「コックピットの窓の下にあったハンドルが通常は固定されているものの、偶発的に動いた」としている。

 事故は7月27日に発生。日本以外を拠点とする米海軍の大型ヘリMH53Eが厚木基地を離陸したところ、窓と窓枠が落下した。人的被害はなかった。

米軍機の窓の落下事故が起きた厚木基地=大和市、7月31日撮影

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