長崎市の諏訪神社の秋の大祭「長崎くんち」の演(だ)し物を子どもたちが披露する「ちびっこくんち」(実行委主催)が27日、市中心部であった。園児たちのかわいい演技に、市民からは「モッテコーイ」「ショモーヤレ」の声が飛んだ。
1990年の長崎旅博覧会をきっかけに始まり29回目。市内の園児ら約270人が出演した。今年の演し物は▽本踊り(桐ノ木保育園)▽傘鉾(かさぼこ)、川船、コッコデショ、鯨の潮吹き(諏訪幼稚園)▽鯱(しゃち)太鼓(花園保育園)▽本踊り(大浦保育園)▽オランダ万才、龍(じゃ)踊り(長崎北保育園)。
園児らは賑町の中央公園を出発し、浜町のアーケードをパレード。新地町の湊公園に到着後、元気いっぱいに演技を披露した。秋晴れの下、子どもたちの懸命な姿に観客もカメラなどを向け、一帯は再びくんちムードに包まれた。
5キロもある傘鉾の担ぎ手と鯨の潮吹きの根曳(ねびき)2役をこなした諏訪幼稚園年長の竹本遥ちゃん(6)は「緊張した。重かったけど上手にできた」と満足そうだった。
かわいい演技に「モッテコーイ」 ちびっこくんち 270人、元気いっぱい披露
- Published
- 2018/10/28 00:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/11 12:58 (JST)
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