【平成の長崎】無病息災願い もぐら打ち 平成11(1999)年

 西彼野母崎町野母地区で1999年1月15日夜、年始めの伝統行事、もぐら打ちがあり、子どもたちが文句を唱えながら地区内の民家軒先を回った。
 もぐら打ちは、さおで地面をたたいて畑などを荒らすモグラを追い払い、豊作や無病息災を祈願する行事。子どもたちは軒先を一軒一軒回り、先端をわらで包んださおで地面を力一杯たたき、よき1年を祈った。
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

さおで地面を力いっぱいたたく子どもたち=西彼野母崎町野母地区

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