今度の低気圧の通過後は厳しい寒さに

上空約5000メートルで、日本の西側で気圧が低いことを西谷といい、暖湿気流が入って曇りや雨に、東側が低い場合が東谷で、寒気南下で晴れます。
秋は、西谷と東谷が交互に現れ、天気が周期変化します。
今年は、西谷が続くことが多く、秋らしい爽やかな晴天の日が少なかったのですが、今夜に日本海に発生する低気圧の通過後は東谷となり、週明けからは、北日本を中心に西高東低の気圧配置となり、日本海側では雨の日が、太平洋側の地方は晴れの日が多くなります。
東京で10月7日に真夏日となるなど、各地で暑い秋でした。ここへきての寒さはきついので、体調維持に注意が必要な一週間が始まります。

（気象予報士・饒村 曜）

画像について：28日午後9時の予想天気図。