古河電工、ドロップケーブルで新製品 破断強度2倍、設備故障低減

 古河電工は住宅などに光回線を引き込むドロップケーブルの新製品を開発し、販売を始めた。新製品は支持線を従来の硬鋼線からピアノ線に代替したもの。太さはそのままに切れにくくしている。破断強度は2キロニュートン以上で約2倍に高めている。強度を高めることで設備故障を低減できる。

 新製品の細径IFドロップ光ファイバ「VC―S」は着雪や強風に強いが、コストが大幅に高まらないことなどが特長となっている。支持線に直径1・2ミリのピアノ線を採用。強度を大幅にアップさせながらも、ケーブルの標準外形は従来の細径VCドロップケーブルと同じ2・0×4・2ミリとしている。現在は通信キャリア向けに供給している。

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