LGBT相談デー開設 長崎県、来月から毎月第3土曜

 長崎県は11月から毎月1回、性的少数者(LGBT)の問題に特化した「相談デー」を開設し、本人や家族、関係者らからの電話相談に応じる。県によると、同様の取り組みは県内自治体で初めて。性同一性障害などに悩む人の支援の受け皿になることを目指す。
 県人権・同和対策課によると、LGBTの悩みを抱える人の多くは、周囲に自身がLGBTであることを公表していない。独りで悩み、苦しまないよう、安心して話ができる仕組みづくりとして電話相談を開設する。
 開設日は毎月第3土曜の午前9時半~午後1時。性の在り方で生きづらさを感じるといった悩みや、職場で不当な扱いを受けたなどの相談に、臨床心理士が応じる。内容によって専門機関につなぐ。家族や友人、学校関係者、職場の同僚らからの相談も受け付ける。匿名でも可能という。
 同課は「相談内容は厳守する。独りで悩まず、気軽に相談してほしい」と呼び掛けている。無料。専用電話(090・5939・5095)。

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