入館700万人目は秦野の園児 自然科学の本などを贈呈 小田原地球博物館

 県立生命の星・地球博物館(小田原市入生田)で26日、入館者が700万人に到達した。担当者は「今後も皆に親しまれ、興味を持ってもらえる博物館にしていきたい」と意気込みを語った。

 同館によると、700万人目の入館者は、遠足で訪れた秦野市の「にこにこ保育園」の園児ら33人。記念品として博物館活動や自然科学について紹介する本などが贈呈され、梅原正美園長は「13年間毎年来館している。700万人目という記念になれてうれしい」などと話したという。

 同館は、1995年3月に開館。標本や書籍など約82万8千件の資料を収蔵し、地球の歴史や生命の多様性、神奈川の自然などをテーマに展示している。

 入館者は毎年度30万人台で推移してきたが、箱根山・大涌谷の火山活動が活発化した2015年度は29万5644人と、30万を割った。常設展や企画展の魅力アップなどに尽力し翌16年度から客足は回復、17年度は31万9314人が来館した。

700人目の入館者になった園児ら(県立生命の星・地球博物館提供)

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