パンフェスタの売り上げを寄託 伊豆創造センター

 静岡・伊豆半島の7市6町などで構成する一般社団法人「美しい伊豆創造センター」(静岡県伊豆市修善寺)は29日、横浜中華街に開設しているアンテナショップで開催した「伊豆パン・フェスタ」の売り上げの一部を、社会福祉のためにと神奈川新聞厚生文化事業団に寄託した。

 伊豆半島ジオパークがユネスコ世界ジオパークに認定されたことを記念して、地元の同県立沼津商業高校の生徒たちが開発した「大地のジオパン」と「ジオメロンパン」を、27、28日の2日間で高校生自らが店頭販売した。

 パン作りは「地域研究」という授業の一環で、老舗製パン会社「バンデロール」(加藤与志和社長、同県沼津市西島町)の全面的な支援を受けて実現した。戸田の塩や修善寺の黒米粉など地元の食材を使用しているのも特徴という。

 フェスタでは、静岡のソウルフード「のっぽパン」も特別に販売され、その売り上げも今回の寄託に一役買った。

高校生が特製パンを販売、売り上げの一部を神奈川新聞厚生文化事業団に寄託した。

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