「川で拾った」拳銃と実弾所持、暴力団幹部逮捕 神奈川県警

 神奈川県警薬物銃器対策課と厚木署は30日、銃刀法違反(拳銃加重所持)の疑いで、海老名市門沢橋、指定暴力団稲川会系幹部で無職の男(60)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は同日午前10時ごろ、同所の飲食店の倉庫に自動装てん式拳銃1丁と実弾16発を所持した、としている。同課によると、同容疑者は「拳銃と弾は以前、川で拾った」などと供述している。

 県警は同日、同容疑者の自宅などの関係先を家宅捜索。倉庫内にあった手提げ袋の中からビニール袋で二重にくるまれた拳銃などを発見、押収した。拳銃と消音器は油紙に、実弾は新聞紙に包まれていたという。今春に情報提供があり、捜査していた。今後、拳銃などの入手経路を調べる。

神奈川県警が押収した自動装てん式拳銃と消音器、実弾(県警提供)

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