ワラビーズが練習公開 ファンサービスで時間延長も 小田原

 事前キャンプ地の神奈川県小田原市内でトレーニングを行っているラグビーのオーストラリア代表「ワラビーズ」は30日、拠点とする城山陸上競技場(同市城山)での練習を公開した。約400人のファンらがスタンドから見守った。

 練習には、選手35人らが参加。全体の動きを空から確認するため、小型無人機「ドローン」2機で撮影。ファンサービスの一環として、午後1時までの練習を1時間近く延ばした。終了後、サインや記念撮影を求めるファンらが長い列をつくった。

 マイケル・チェイカヘッドコーチ(51)は競技場の設備について「世界レベルに匹敵する芝」などと高く評価。この日の練習については「激しいコンタクトは避け、スピードのある走りを主としたトレーニングをした」と説明した。

 会社を休み、東京都町田市から駆け付けた男性会社員(42)は「めったにない機会。このような公開練習を増やしてほしい」と話した。

公開練習後、サインに応じるキャプテンのマイケル・フーパー選手=小田原市城山陸上競技場

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