県民の森 開園50周年記念フォトコン 最優秀賞 岩永さん(自然部門)、深田さん(ひと部門)

 長崎市神浦北大中尾町の「ながさき県民の森」が開園50周年を記念して募集していたフォトコンテストの最優秀賞は、「自然部門」が岩永聡さん(長崎市)の「森林浴を楽しむ」、「ひと部門」は深田雄太さん(福岡市)の「また来年ここで」にそれぞれ決まった。
 昨年7月から作品を募集し、2部門に計45人から92作品の応募があった。全体的に森の空気感や楽しい雰囲気が伝わる写真が多かったという。入選以上の16点は「森林館」に展示している。
 審査会は15日にあり、審査委員長で日本写真家協会会員の松尾順造さん(長崎市)は、岩永さんの作品について「まっすぐに伸びた木の美しさへの感動が素直に出ていた」、深田さんの作品は「きれいな星空に誓う若者の様子がうかがえた」とそれぞれ評価した。
 県民の森は明治100年を記念して1968年3月に県が開園。敷地や施設を拡充しながら現在では年間約14万2千人が訪れ、キャンプや散策など自然との触れ合いを楽しんでいる。

自然部門最優秀賞の「森林浴を楽しむ」
ひと部門最優秀賞の「また来年ここで」

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