近年のバロンドールはクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシの一騎打ち状態が続いていたが、今年は少し状況が異なる。ロシアワールドカップ王者となったフランス代表選手がふさわしいといった意見や、FIFAの年間最優秀選手に選ばれたルカ・モドリッチをプッシュする向きがあるのだ。
ロナウドもそれを分かっているのだろう。仏『France Football』によると、ロナウドはバロンドールを争うライバルとして計6選手の名前を挙げている。今年に限ればメッシと一騎打ちとの構図にはならないだろう。
「ライバル?今回メッシが表彰台に上がるかは分からない。サラー、モドリッチ、グリーズマン、ヴァラン、ムバッペ、フランスは世界王者になったからね」
バロンドールではタイトルを獲得したかどうかも重要視されるため、当然ワールドカップを制したフランスの選手たちは有力候補となる。チャンピオンズリーグとのダブルを達成したレアル・マドリード所属のヴァラン、ワールドカップ準優勝のレアル・マドリード所属クロアチア代表MFモドリッチが候補に挙がるのは自然な流れだ。
メッシとロナウドは10年にわたってサッカー界を支配してきたが、今回こそ止める者が現れるか。