長崎県教委は31日、2019年春に採用する県立高、特別支援学校の実習助手の採用試験に身体障害者枠を設けると発表した。身体障害者枠はこれまで教諭にはあったが、実習助手にはなかった。20年度以降の対応は未定。
県教委は8月、障害者雇用率を誤算定していたと発表。18年は2・21%と報告していたが、実際には1・45%だった。法定雇用率を大きく下回ることが判明したため、採用枠の新設を決めた。
出願資格は1974年4月2日~2001年4月1日に生まれ、身体障害者手帳を所持していることなど。採用は若干名で農業や工業、理科などを担当。出願期間は11月12~30日。
19年春に採用する県内の公立小中高校、特別支援学校の教諭と養護教諭についても、身体障害者を対象に採用試験を再度実施する。今夏の試験で障害者の応募がゼロだったため。
問い合わせは県高校教育課(電095・894・3358)。
実習助手に身障者枠 2019年春 高校と特支で採用 長崎県教委
- Published
- 2018/11/01 11:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/11 13:02 (JST)
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