デヴィッド・ボウイ、ライヴ・フィルム『ジギー・スターダスト』を1月9日(水)に東京と大阪のZeppにて、一夜限りのライヴハウス上映決定!

2016年1月10日、世界に衝撃が走った。デヴィッド・ボウイの逝去である。1月8日の69歳の誕生日に結果自身最後となった新作『★』を発表したばかりであった。そのデヴィッド・ボウイの名を世界的に広めた名盤『ジギー・スターダスト(原題:The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars)』(※)を引っ提げたツアーの最終公演の模様を収録した映画『ジギー・スターダスト』を 生誕日(1947年1月8日生)の翌日であり、命日前日の1月9日(水)にZepp Tokyo(東京)とZepp Namba(大阪)にてライヴハウス上映[ライヴ絶響上映]することになった。

いまからさかのぼること約47年前、25歳のボウイは、「5年後に滅びようとする地球の救世主ジギー・スターダスト」という物語を引っ提げ、クィーン・エリザベスⅡ世号に乗船しイギリス、アメリカ、日本を巡る1年半の長期ツアーを決行した。そして1972年2月から始まったこのツアーは、73年7月3日、ロンドンのハマースミス・オデオン劇場でツアー・ファイナルを迎える。時代の寵児ボウイは、コンサートの最後で、突然自らジギー・スターダストを葬り去った。

そのジギー・スターダストとしての最後の公演を収めた全17曲/90分のライヴ・フィルム。本作は1973年初上映され(1973年には商品化)、日本では1984年4月に初上映された。監督は、ハンディカメラと同時録音によるドキュメンタリーの第一人者で、すでにボブ・ディランやジョン・レノンを撮影し、ゴダールとも仕事をしていた、D.A.ペネベイカー(2012年アカデミー名誉賞受賞)。その時のライヴの衣装は、71年に日本人として初めてロンドンでコレクションを行った27歳の山本寛斎が手掛けた。1960年代から、その多彩な音楽性をもって制作された名盤の数々は、その時代のアート(芸術)とも言え、移り変わり行くロック・シーンの中で変化と進化をし続けてきた、英国を代表するロック界最重要アーティスト、デヴィッド・ボウイ。ジギー・スターダストというペルソナは、グラム時代のアイコンであり、グラム人気を爆発させたきっかけではあったが、音楽だけではなく俳優、絵画やパントマイム、また日本の歌舞伎といった大衆芸能を網羅した妖艶さと狂気を兼ね備えたことで、単なるグラム・ロックという枠には納まらないオリジネーターとしての地位を確立した。そんなジギー・スターダストの全盛期を捉えた貴重な映像であり、グラム・ロックのスターという地位を自ら脱ぎ捨てた瞬間、まさしく、ジギー・スターダストの最期を捉えた音楽史残る重要な作品となっている。

そのデヴィッド・ボウイのライヴ・フィルム『ジギー・スターダスト』を世界のミュージシャンが認めた日本屈指のライヴハウスZepp Tokyo(東京)とZepp Namba(大阪)にて一夜限りの特別上映(ライヴ絶響上映)を行う。最後のライヴから30年後の2003年にフレイザー・ぺネベイガー監修で、サウンドプロデューサーにトニー・ヴィスコンティを迎えて高画質・高音質にリミックス&リマスター(2003年レストア)されたver.にて上映。

また、本ライヴ絶響上映への「再上映してほしい音楽映画」リクエスト、3位にランキングされてる作品でもある。本作のツアーで1973年 に来日し、4月8日から全国5か所9公演(4月8・10・11日:東京厚生年金会館、12日:名古屋市公会堂、14日:広島郵便貯金ホール、16日:神戸国際会館、17日:大阪厚生年金会館、18日・20日:渋谷公会堂)のツアーを行っていただけに、1月9日(水)は、Zepp TokyoとZepp Nambaの『ダイナミックな音圧』『ライヴ級の大音量』『迫力の大画面』にて、46年ぶりにジギー・スターダストのパフォーマンスを体感できる。まさしく、73年のロンドンにタイムスリップ!本作品は、次いつZeppで上映できるかわからないということで、今回の上映がまさしく、”最後“のライヴハウス上映となる。このまたとない貴重な機会を絶対お見逃しなく、本日11月1日(木)12:00より、チケットぴあにて1次先行受付(プレリザーブ)開始。

※昨年海外で上映された際のトレイラー

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