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日本時間11月1日、ロイヤルズは今季途中からクローザーに就任したウィリー・ペラルタと2020年の相互オプションが付属した1年契約を結んだことを発表した。ペラルタの来季契約は年俸300万ドルの球団オプションとなっていたが、オプションの行使・破棄を決断する前に、新たに契約を結び直した格好だ。
新たな契約では、ペラルタの来季の基本給は225万ドル。関係者の話によると、完了(=リリーフ登板で試合の最後まで投げること)55試合で100万ドルの出来高が支払われるという。この出来高が設定されていることから考えると、ロイヤルズは引き続きペラルタをクローザーとして起用するつもりであると判断していいだろう。また、2020年の契約は年俸700万ドルの相互オプションとなっており、球団側がこれを破棄する場合、ペラルタにバイアウト100万ドルが支払われる。
ブリュワーズで2012年にメジャーデビューしたペラルタは、2013年に11勝、2014年に自己最多の17勝をマークするなど、キャリアの大半を先発投手として過ごしてきたものの、ロイヤルズに加入した今季はリリーフに専念。開幕直前にDFAとなり、マイナーで開幕を迎えた今季だが、6月中旬にナショナルズへトレードされたケルビン・ヘレーラの後任としてクローザーに抜擢されると、14度のセーブ機会をすべて成功させ、クローザーとしての役割をしっかり果たした。与四球率6.03と制球面には課題を残したものの、防御率3.67、奪三振9.17という数字は及第点と言えるだろう(奪三振率は自己ベスト)。
なお、ロイヤルズは右腕ネイト・カーンズがAAA級オマハへの降格を拒否してフリーエージェントとなることを選択したこと、左腕ジェリー・バストがウエーバーでカブスにクレームされたことを併せて発表。この2選手の退団により、現時点でロイヤルズの40人ロースターに登録されている選手は37人となった。