【平成の長崎】首位譲らず完全制覇 長崎県初の日本一 第18回全国都道府県対抗女子駅伝 平成12(2000)年

 第18回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会は1月16日、京都市の西京極陸上競技場をスタート、京都国際会館前を折り返して同競技場に戻る9区間、42・195キロのコースで行い、長崎県チームが2時間17分19秒で念願の初優勝を飾った。
 昨年初の5位入賞、今回表彰台を目指す本県チームは、1区藤永佳子(諫早高)が本県選手として初の区間賞でたすきリレー。2区大渡泰子(同)が一時逆転を許すも、落ち着いた走りで抜き返した。
 その後も、4区久保奈津子(康真堂印刷)、6区山添美紀(口加高)が区間3位で走り抜くなど常にトップでたすきをつないだ。7区では大塚茜(十八銀行)が今大会唯一の区間新を出す快走を見せ、2位福岡に47秒差をつける。8区で福岡に5秒差まで詰められたが、最終9区の西尾麻耶(九電工)が序盤から飛ばして差を広げ、猛烈な追い上げを見せた2位愛知に51秒差をつけて歓喜のゴールテープを切った。
 7区で区間新を出した大塚は大会優秀選手、1区区間賞の藤永は未来くん賞・高校生部門の京都市長賞に選ばれた。(平成12年1月17日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

2年連続アンカーを務めた西尾麻耶(瓊浦高―九電工)が笑顔で栄光のゴールに飛び込む=京都市、西京極陸上競技場
メダルを手に晴れ晴れとした表情の本県チーム=西京極陸上競技場

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