アカカミアリ1100匹見つかる 大黒ふ頭、県内2例目

 横浜市は2日、有毒の特定外来生物アカカミアリ約1100匹が、大黒ふ頭(鶴見区)の倉庫作業場で荷下ろしされたコンテナ内から見つかった、と発表した。作業をしていた男性2人が手の甲を1カ所ずつ刺されたが、健康に影響はないという。

 昨年10月に川崎市川崎区で確認されて以降、県内では2例目。

 横浜市によると、10月24日に事業者がアリを発見し、市に通報。市は関東地方環境事務所に通報し、周辺にベイト剤(殺虫剤)を置いた。11月1日に専門家が種類と、女王アリ2匹がいることを確認した。

 コンテナは7月31日にガーナを出港したコンテナ船に積まれ、ベルギー、モロッコ、中国の港で別のコンテナ船に積み替えられ、10月19日に横浜港に陸揚げされた。

横浜市鶴見区の大黒ふ頭

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