うり坊レースで歓声 木場棚田だんだんまつり

 長崎県の東彼川棚町木場郷で10月28日、「第14回木場棚田だんだんまつり」があり、イノシシの幼獣、うり坊のレースで盛り上がった。
 木場郷の「日向の棚田」は日本棚田百選にも数えられる景勝地。まつりは、棚田の魅力を知ってもらおうと、農業関係者らでつくる木場中山間管理組合(中浦勝行会長)が開いている。
 うり坊レースでは、ゴール前で逆走したり、コース外に抜けだそうとしたりする7匹の愛らしい動きが会場を和ませた。1着予想を当てた来場者に抽選で景品をプレゼント。棚田米をもらった波佐見町立中央小2年の宮川花梛さん(7)は「レースは面白かった」と話した。
 棚田を歩くスタンプラリーや餅まき、住民らが披露する伝統芸能「木場浮立」もあった。

イノシシの愛らしい動きで会場を盛り上げたうり坊レース=川棚町木場郷

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