トップ選手と綱引き ラグビー豪代表と児童が交流 小田原

 来年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の事前キャンプ地である小田原市で現在、トレーニング中のオーストラリア代表選手が2日、市立下府中小学校(同市酒匂)を訪れた。4年生の児童約60人とタグラグビー形式のゲームなどを通じて交流を深めた。

 訪問したのは、10月に開催されたニュージーランドとの定期戦「ブレディスロー杯」に出場したスコット・シオ、ロブ・シモンズ、ネド・ハニガンら4選手。子どもたちと一緒に校庭を駆け回ったほか、4選手と児童30人が力比べの綱引きを楽しむ場面もあった。

 男児(10)は「予想より体が大きかった。いつかラグビーをやってみたい」と話し、女児(9)は「選手たちの動きが素早くタグは取れなかったけど、ハイタッチできた」と笑顔を見せた。

 交流を終えたシモンズ選手(29)は「子どもたちは英語でコミュニケーションを取ってくれた」と、温かいもてなしに感激の面持ちだった。市内でのキャンプは3日が最終日。

児童と綱引きをするオーストラリア代表選手たち=2日、小田原市立下府中小学校

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