リーグ戦では9勝1分と抜群の安定感で首位を快走し、チャンピオンズリーグでもマンチェスター・ユナイテッドやバレンシアを寄せ付けず3戦全勝。今のユヴェントスの安定感は驚異のレベルにある。もはやセリエAの優勝は義務となっており、チャンピオンズリーグでも優勝候補筆頭と言っていいだろう。
元インテル会長のマッシモ・モラッティ氏も、今のユヴェントスの強さには脱帽している。インテルの会長として長くセリエAを見守ってきた同氏にも、今のユヴェントスが歴史に残るチームと映っているのだ。
伊『Calciomercato』によると、モラッティ氏は「チャンピオンズリーグもあるためリーグ戦では勝ち点を失うこともあるが、ユヴェントスはその重要な2つのコンペティションのプレッシャーに慣れている。彼らは史上最強チームの1つだと思うよ」とコメントしており、ユヴェントスの強さを認めている。
ユヴェントスは世界を代表するビッグクラブで、過去にもジネディーヌ・ジダンやアレッサンドロ・デル・ピエロらを軸に数多くのタイトルを獲得してきた。今のチームを史上最強と呼ぶのはまだ早いだろうが、今季リーグ戦とチャンピオンズリーグのダブルを達成できればその評価もしっくりくるはずだ。
最終ラインの安定感、質と量を揃える中盤、そして前線にはクリスティアーノ・ロナウドと未来のスター候補パウロ・ディバラが揃うユヴェントスは間違いなくチャンピオンズリーグ制覇を狙えるチームだ。近年は決勝で夢破れる展開が続いていたが、今季こそ悲願達成なるか。