収入ゼロ、ハウス断念も 台風で県内農業打撃深刻

台風24号で全壊したビニールハウスの骨組みを確認する奥野さん夫妻=1日午後、国富町八代北俣

 9月末から10月にかけて本県に接近した台風24、25号による農業被害が深刻化している。県内有数のキュウリ、ピーマンの産地である西都市のJA西都管内では、150棟以上のビニールハウスが全半壊し、今季の営農だけでなく、ハウス栽培そのものを断念する農家も出ている。被害に遭った農家は作付け計画の見直しや、種のまき直しなどで大幅な収益減が見込まれており、被害は長期化しそうだ。

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