【三菱商事役員人事】常務執行役員に塚本氏昇格 金属グループ、来春組織再編

 三菱商事は2日、来年4月1日付の役員人事と組織改正を発表した。金属グループの役員人事では、塚本光太郎執行役員(金属資源本部長)が常務執行役員に昇格し組織再編で新設する総合素材グループのCEOに就く。

 金属グループは現在、金属資源、金属資源トレーディング、鉄鋼製品の3本部制。来年4月の組織改正では営業グループを現行の7グループから10グループに再編。金属資源、金属資源トレーディングの両本部は金属資源グループとして独立、鉄鋼製品本部は炭素本部、機能素材本部とともに総合素材グループに入る。

 金属資源グループのCEOには田中格知常務執行役員(現金属グループCEO)が就く。

 同日発表した2019年度から3カ年の中期経営計画では各グループの目指す方向性を盛り込んだ。金属資源は原料炭、銅を中核に世界最高水準のコスト競争力を目指す方針。総合素材グループは、競争環境の厳しさを踏まえ、三菱商事の機能、強みが発揮できる事業への集中を進める。

三菱商事(19年4月1日付)

 ▽常務執行役員・総合素材グループCEO(執行役員・金属資源本部長)塚本光太郎

 ▽金属資源グループCEO(金属グループCEO)常務執行役員・田中格知

 ▽金属資源グループCEOオフィス室長(金属グループCEOオフィス室長)小山聡史

 ▽金属資源本部長(MDP・CEO)執行役員・世利耕一

 ▽オーストラリア三菱商事社長(コーポレートスタッフ部門付)山本浩雅

 ▽退任、執行役員・坪沼宣幸

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